裾のリペア
靴などで踏み付けられることによって、ジーンズの裾の後ろ側がボロボロに破れてしまうことがよくあります。裾上げした時に、短くなったらいやだという気持が働いてしまい、つい長くし過ぎてしまったジーンズなどによくあることです。
また、女性の場合であれば、足を長く見せたいとか、ブーツやヒールの高い靴に合わせてカットした、オーバーレングス状態のものによくあります。長期間、そのままの状態で穿き続けていると、そのうちに破れてしまい生地が無くなってしまいます。
こういう状態の場合は、一度ジーンズの裾のステッチを解いて、無くなった生地を作り直してからステッチをかけなおす方法が一番綺麗に仕上がると思います。生地が無くなった部分には、他のデニム生地を使わずにリペアしたほうが自然な感じに仕上がります。他の生地を使ってしまうと、どうしても違和感が有り硬くなってしまいますので、なるべくよく色が合うように生地ごと作ってしまうリペアをするのが良いと思います。
また、ジーンズの裾丈を出す方法としては、裾のステッチを解いて三ツ折りになった部分を伸ばし、カットした余り生地をつなぎ合わせる方法が一番裾丈を出すことが出来ると思います。元のステッチ幅が1cmの場合、3cmぐらい長くすることができると思います。この場合にはカットした布が必要です。カットした布が無い場合は、ステッチを解いて三ツ折りを伸ばし他の生地で三ツ折部分を作る方法もあります。